【KAC20225】誰もが傷ついた子どもだった

ドキュメンタリーなのでは……と思わされるリアリティです。
戦争が子供に与える影響を、改めて考えさせられました。
子供が負ったトラウマは一生続き、いつか加害者となって次世代の子供達に襲いかかります。戦争の苦しみは、連鎖するのです。

今の社会情勢だからこそ、改めて戦争への理解を深めるために、読まれてほしい一作です。

亡くなった母の思い出を胸に抱えながら、母を傷つけていた祖母と向き合う主人公のお話。

とても重いテーマです。
でも、忘れてはいけないものがそこにあります。
今一度自分と向き合い、自分のあり方を、考えを見直させてくれる作品。

良作です。
人生に何も不満を持っていないあなたも、辛い経験をしたことがあるあなたも、ぜひ読んでほしい作品です。
ありがとうございます、本当にこの作品をありがとうございました。

現在、私の祖母は88歳である。


重めのテーマを見事、書き切ってます。

考えさせられる内容でした