ウクライナ問題の発端と本質を解りやすく解説します
神奈月
欧米主導の報道では知らされない事実
読専ユーザーとして登録していたのですが、あまりにも欧米主導の発表の”偏った報道”ばかり見聞きさせられていますので記事として掲載させていただきます。
小説を書くルールは他の方のものを参考にして書いてみました。
最初にお断りいたしますが、私はあくまでも【中立】な立場で【事実に基づいて】載せます。
① NATOの東方不拡大の約束
② ミンスク停戦合意
*****
① NATOの東方不拡大の約束の反故
NATO(北大西洋条約機構)には、現在30ヶ国が加盟しています。
ソ連と東欧諸国を仮想敵国として創設された軍事同盟です。
1949年の創設時12ヶ国が加盟
米ソ冷戦中に16ヶ国(ギリシャ、トルコ、西ドイツ、スペインが加入)
1989年 統一ドイツが加盟
1991年 ワルシャワ条約機構解体
ソビエト連邦の崩壊
統一ドイツのNATO加盟時に東西両陣営で、「NATOは東方に拡大しない」と約束しました。
(文書化なし……これが原因でもあります)
プーチン大統領は、
「この約束を一方的に反故された」
と繰り返し主張していました。
「ベルリンの壁崩壊後、新たな分断線を作っているのはNATO側だ」
とも
1990年 コール首相(西ドイツ)とベーカー国務長官(アメリカ)が会談
当時の東ドイツはNATO非加盟国だったため、
「統一ドイツがNATO加盟国として留まれるのならNATO軍は1インチたりとも東方に拡大することはない」
と約束しました。
そのことを、ゴルバチョフ書記長(ソ連)とベーカー国務長官(アメリカ)との会談でゴルバチョフ書記長に伝えました。
その約束のためソ連は、統一ドイツのNATO加盟国入りを容認しました。
しかし、
2014年4月 NATO側の見解
「当時の東方は東ドイツを指すのであって東欧諸国にNATOを拡大するかの議論はしていない」
現在のアメリカは、このNATOの見解を公式発表として踏襲しています。
★ 文章化されなかったNATO不拡大の約束
ソ連に統一ドイツのNATO加盟を賛成させるために行った。
ゴルバチョフ元書記長は、「この約束はあった」とプーチン大統領に伝えています。
またドイツのシュピーゲル(DER SPIEGEL)誌は、詳細な調査のもと「約束はあった」との見解を発表しています。
1993年
エルツィン大統領(ロシア)とクリストファー国務長官(アメリカ)との会談では、
「東欧諸国のNATO加盟は認めない」
とお互いの認識を再確認しています。
1994年
しかし、
クリントン大統領(アメリカ)が手のひらを返し、一転して「NATO拡大」の考えをエルツィン大統領(ロシア)に伝えてきました。
エルツィン大統領は、
「NATO加盟国をロシアの国境まで広げることは大きな間違い」
「NATOとの間に緩衝地帯を確保することは”譲れない一線”だ」
と主張しています。
このことを根拠にプーチン大統領は、
「欧米はいつも嘘をついてロシアは騙されてきた」
と欧米に対して強い不信感と警戒心を持つようになりました。
ウクライナの東部のドネツクは、親ロシア派の支配地域です。
また、ウクライナの首都キエフからモスクワの距離は870kmしかありません!
戦車でも10日でモスクワに攻め込むことが可能となるため、ウクライナはロシアの国防に直結した問題になります。
ウクライナという緩衝地帯は、ロシアの安全保障上、死活問題なのです。
☆ 2014年にロシアが実効支配したクリミア半島(不凍港)は人口の80%ロシア系住民で、半島の住民投票でロシア編入を選択した結果のため本来は合法でロシアの主張が正しい。
2021年12月
プーチン大統領は、
「ウクライナにNATOのミサイルが配備されたらモスクワを数分以内で攻撃できるため絶対に容認できない。ウクライナはロシアの玄関口なのだ」
「そのためウクライナのNATO加盟は、レッドラインになる」
と主張しています。
ソ連が崩壊したことによりNATOの根拠がなくなったのに、未だに存在している。
ロシア=ソ連ではない!
ソ連崩壊後に、ロシア正教を復活させていますので共産国=無神論国家ではなくなりました。
そのため、【ウクライナのNATO非加盟の文章化を強く要求】してきましたが、
2021年の年末
アメリカのホワイトハウス(バイデン大統領)は、ロシアが提示したNATOへの要求への返答を拒否しました。
*****
② ミンスク停戦合意
クリミア半島併合の翌年の2015年にウクライナとロシアとの間で締結した合意のことです。
2022年2月1日
プーチン大統領は、「この合意を履行せよ」とウクライナに強く主張しています。
ソ連崩壊後に、ロシア人、ウクライナ人、ベラルーシ人という3つの個別のスラブ民族が国家レベルとして固定されるようになりました。
プーチン大統領は、
「スラブ民族の兄弟国家を、破壊されることに強い抵抗感を持っている」
のです。
ロシア人は1991年から2013年に天然ガスの値引きだけでも820億ドル以上も行いウクライナを巨額支援してきました。
しかし、欧米によってウクライナは【危険な地政学的ゲーム】に引き込まれていきました。
欧米の目的は、【ウクライナを欧州とロシアを隔てる障壁にし、またロシアに対する橋頭保(きょうとうほ)にする】ことです。
経済的にもウクライナを取り合う欧州とロシア
ウクライナは、市場としても魅力があり、また天然ガスのパイプラインがありエネルギーの観点からも欧州は欲しがっています。
ロシアとベラルーシとカザフスタンは完全同盟を組んでいて、ウクライナ引き込みたい。
綱引き状態になっているのです。
渦中のウクライナのゼレンスキー大統領は、
「ロシアとウクライナは真なる兄弟関係ではなく、カインとアベルの関係を思わせる」
と主張しています。
ちなみに、カインとアベルは旧約聖書にでてくるアダムとイブの息子です。
旧約聖書では、兄カインが弟アベルを殺してしまいます。
2014年
ウクライナでクーデター勃発し、親欧米・反ロシア政権が誕生しました。
そのためロシアはクリミア半島に住むロシア系住民を守るため、クリミア半島を併合しました。
プーチン大統領は、同じスラブ民族であるウクライナからロシア文化やロシア語を排除する動きが看過できませんでした。
ウクライナの東部のドンバス地方(ルガンスク州、ドネツク州)で分離独立運動が始まり、ロシアは支援してきました。
この内戦状態を収拾するため、
2015年2月
ドイツ、フランス、ウクライナ、ロシアなどが結んだ休戦協定がミンスク合意です。
この合意では、ドイツのメルケル首相が活躍しています。
しかし、ミンスク合意に否定的な態度をとるウクライナ。
ウクライナが合意を反故し、2021年10月にウクライナ東部(ロシア系住民)をドローンで攻撃してしまいました。
そのため、
2021年10月頃から、ウクライナ国境付近にロシア軍が集結しました。
※ ウクライナ東部のドンバス地方(ルガンスク州、ドネツク州)のロシア系民間人を約2万人殺害(2014年~2022年の8年間)
単なる休戦協定ではないミンスク合意では、
ドンバス地方の強い自治権を認めること、首長選挙を行うことを合意しているのです。
よってプーチン大統領が、ミンスク合意の履行を繰り返し繰り返し主張してきたことは筋が通っているのです。
アメリカの大統領が、バイデン氏になってからは、
民主主義国家VS権威主義国家(中国と北朝鮮に、ロシアとイランを加えた)の対立軸とし、
アメリカは、ウクライナと共同軍事演習を実施。
ロシアへの金融制裁、ロシアの外交官を国外退去させました。
世界を分断しているのは、バイデン大統領のミスリードです。
ウクライナのゼレンスキー大統領でさえ、バイデン大統領はパニック的対応に対し、
「煽っている」
と発言しているくらいです。
現在、テレビで報道されているウクライナへの攻撃。
色々と工作がされています。
例えば、
8年前に起こったガス爆発を、現在ロシアがウクライナを攻撃したとして報道。
また現在、冬で極寒のウクライナ(日本の北海道より寒い)のに、外出している服装が薄着である。
こんな薄着だと凍死してしまいます。
また、ウクライナの知り合いのいる方のYouTubeを見ると、
「戦車が1車走っているのは見たけど、1車両だけではで戦争なんてできない。普通に生活しているよ」
と証言があります。
そして、在日ウクライナ人(妻)の方のYouTubeを見ても同じように話されています。
私には大東亜戦争では、日本という国は悪でないと困るとの理由から勝戦国の意見だけを世界に流したことと、今回のロシア報道が重なってみえます。
真実は、絶対に1つしかありません。
また、ウクライナのNATO加盟国加入問題を日本に例えると、
台湾と朝鮮半島が中国領になった
と同等なのです。
当然、国防に直結しています。
ウクライナ問題を解決するには、ウクライナを永世中立国と世界が認めること。
ウクライナ東部のロシア系住民地は、ロシア領土に併合することを世界が認めること。
と私は考えます。
私は、真実を語りました。
決して、ロシア
私は世界の平和を願っています。
私は、正しい情報を皆さまに提供しただけです。
ウクライナ問題の発端と本質を解りやすく解説します 神奈月 @kanna_haduki
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