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概要
己を信じるな
十六の誕生日に祖父から家へ来るよう呼ばれた少女。てっきりプレゼントをくれるものだとばかり思い、喜び勇んで向かったのだが、期待も虚しくおかしな昔話を聞かされる。帰り道、台無しにされた気分を抱えてとぼとぼ歩いていれば、不意に少女の足が止まり、通り過ぎかけたコンビニへ視線が向いた。何気なく見つめる先には、一枚のポスター。一瞬、ほんの一瞬だけ、聞いたばかりの祖父の話が頭を過ぎるが、「……ま、関係ないでしょ」誰に言うでもなく呟くと、少女は気まぐれにまかせてコンビニへと歩き出す。
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