全方位に隙がない、エンタメのお手本と言っても過言じゃない作品です。

とにかく戦闘描写が圧倒的。
プロの作品も含め、このレベルの小説にはお目にかかったことがないと言っても過言じゃないくらい。
カクヨム登録一発目でとんでもない作品に出会ってしまった。2回読み返してこのレビューを書いてます。
とにかく凄いバトルが読みたいなら絶対にオススメできます。

2022年3月28日追記
作者様の小説「剣雄綺譚」でこの作品の続きにあたる部分をある程度読んできました。
そして感じたのが設定の妙。
不況打破のためカリスマ国王が改革を行い中央集権化を推し進めたという設定があるのですが、それがこの作品の世界観を地に足の付いたものにしていると思います。
ヨーロッパ風の世界で封建制なのになんの説明もなく強大な王国軍が登場したり貴族が宮廷貴族化していたりする作品が氾濫する中、よくかんがえられてるなぁと感心させられました。