もふもふキュンキュンなハムスターの正体は、実は大魔王なんです。

 度重なる偶然により、大魔王を封印から解除した主人公は、悪魔と対峙した時に偶然にも悪魔のシッポを千切ってしまうが、シッポを千切られた悪魔はやがて主人公が飼っているハムスターと同化してしまい、ハムスターの習性を持ちながら悪魔としての、したたかな思惑を持ったまま共生します。

 これが時にハムスターとして可愛くもあり、時に迫力満点の悪魔にも変身します。

 主人公と新入社員の巫女の家系を持つ女性と、もふもふハムスター大魔王で難事件に立ち向かう。

 ――それは現代の日本に脅威をもたらすものなのか。

 西洋の神話や日本神話や昔話をも巻き込み、奇想天外な難事件を解決していく二人と一匹。

 筆力も素晴らしいものがありますが、個性的なキャラ達に、作者様の世界観に引き込まれます。

 コメディ要素もあり、ミステリーや白熱するバトル、盛りだくさんのストーリーがぎっしりと詰まった読みごたえのある作品です。



(7 鬼退治2VSサイクロプス 拝読後のレビュー)

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