心の活動推し活バンザイ！

第1話

ほかの人には言えない私の秘かな趣味。

そう、「推し活」

みんなからは、「真面目だね」とか、「いつも本読んでるイメージ」って言われるけどまぁそれは推し活のことを隠しているからであって真面目なのはそのふりをしているだけなのだ。

家では……まぁ、言わなくてもわかる……と思う。

だからとにかく、私にとって推しは神に値する人材だけどやっぱり話してみたいし憧れを持つ。でもまぁ、私なんかが関わってしまったら推しは炎上してしまう……‼︎

というか関われるって希望を持っている時点でおかしい！　って思うよね。私もそう思う。たぶんこの気持ちって恋とかじゃなくて単なるあこがれだと思う。たぶんだけど。

……それで、突然話が変わるけど今日は推しのグッズがたくさん届く日なのだ……！　こんなのは見逃せない！　こういうのが一番楽しみでお金を使った買いがあったなと思う。

届くのはそろそろなんだよね……。

ピンポーン

家のインターホンが鳴る。

お、これは……っ！

私は大きな期待に、弾むような軽い足取りで玄関へ向かう。

すると案の定、配達員の人がグッズがまとめられているであろう大きな箱を持ってにこやかな笑顔で私を迎えていた。

私はすぐさまそれを受け取ると早足で部屋に戻り箱を開けていく。

そしてそこには……私がずっとほしかったグッズたちがたくさん入っていた！

こんなの天国じゃないか！！

まずはアクリルキーホルダー、ぬいぐるみにラバーマスコット、ブロマイドとステッカー、まだまだたくさん入っていた。

こんなに幸せなことほかにあるだろうか。

……やっぱり推し活は最高だ……っ！