第22話 赤い空の下で



うつ向きかけた太陽へ

さよならと言ってみる


さよならは未だだよ

と彼は答える


やがて

違う空から月が微笑み


明日が良い日であるようにと思う前に

決して悪いことが起こりませんようにと願ってしまう


彼女は

太陽は消えたのではなく

足元から光を与えていてくれているのだ

と伝えてくれる


風の流れで厚い雲が彼女を隠した時

闇の中で光る無数の星を見る


私はこれら全ての光に包まれて

遠い空間へ彷徨い出る


自分自身が居るべき場所へと

光が注ぐ大地へと

私は心を連れて歩き出す

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蒼い風 織風 羊 @orikaze

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