KAC20221「うちん家のチワワ達の二刀流~ぽかぽかにゃあの奇跡」

宝希☆/無空★むあき☆なお/みさと★なり

第1話

シニアチワワのぶふぅこと白内障による(白内障目薬カタリンは点眼してもつがいのあーさ君に嘗め清められて)全盲のまーさ君(♀)と双子で妹でつがいのあーさ君(♀)を犬小屋で飼っていた。2匹は二つ巴で寝るくらい仲むずまじかった。それが、まーさ君が全盲になって眠りの最中、トイレに向かい帰ってきたら、二つ巴をといたあーさ君はまーさ君が全盲なのを知らないから、一つ巴になったのをといてくれず、まーさ君は体をよせあわないと寒いので、トイレに行くのを止めて、ネションベン小僧に生まれ変わった。私は犬小屋の掃除を毎日ちゃんと2回行っていたが、まーさ君は未知の細菌による右後ろ足の炎症で歩けなくどころか半日もしないうちに座る事すらできなくなった。動物病院にかけこんだら、抗生物質を処方されたが、治らなかった。別の抗生物質をもらってる間に、細菌は何か調べてドンピシャの抗生物質をもらう予定が2回とも不明で2回目の抗生物質を2ヶ月近く飲ませる事になった。それで一年で最も寒い日、犬小屋でひとりぼっちにされた夕方あーさ君が餌を食べなくなった。他に二刀流で同衾飼いと犬小屋で多頭飼いしてる3匹で寝かしたらナキワメカナカッタので油断した。

よく昼、まーさ君との介護生活で寝込んでる病弱な私の代わりに妹に動物病院に向かってもらったら、瀕死と診断された。あーさ君は2時間後に死ぬからと食欲増進剤とペーストとシリンジとミルクを処方された。そして、まーさ君とあーさ君を毛布でぐるぐるに巻いてまーさ君の熱で暖める事と指示されたので、頑張ってヒトを愛して生きて行こうとしてるまーさ君を黄泉の国に連れてかないであーさ君と思いながら、両腕で二刀流でまーさ君とあーさ君を抱き抱えた。そしてハウスダストの姉に介護されまくり、私が後悔しないだけ看護をした2日後、あーさ君は1匹で黄泉の国に旅立った。獣医は信じられないと2日はもった事に驚いた。だから、寿命かもしれないと妹は言われた。そしてその珍しい日だまりとまーさ君の体温による「ぽかぽかにゃあの奇跡」は、現在まーさと私の闘病、老犬介護な同衾生活へと続いている。あーさ君は「ぽかぽかにゃあの奇跡」の仲で、まーさ君と私に会いに来ると解ったから。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

KAC20221「うちん家のチワワ達の二刀流~ぽかぽかにゃあの奇跡」 宝希☆/無空★むあき☆なお/みさと★なり @nkomak

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ