作品から香ばしい匂いを感じ、あのひとが好きな食べ物を思い出しました

七輪で焼いたお餅の香ばしい匂いを思い出し、とても食べたくなりました。

美味しい食べ物の匂いには、人間や動物だけでなく、隠れているモノだって
つられてしまうかもしれないですね。


家の中に誰かがいるって、思うことが時々あります。
二階の書斎で仕事をしていると、誰もいない筈の階下から物音がする。
下に降りると誰もいない。

みつからないように何かが隠れているのかも知れません。
それが、自分の大切なひとであったのなら、もう一度会ってみたいです。
この作品を読んで、身近な音に敏感になった気がします。


最終話、途中で切なくなり、読み続けて、最後に心が温まりました。

もしかしたら閻魔様の許可を出て、いずれあのひとに会えるかもしれない。
でも、その前に、しっかり生きてゆこう、と思えた作品でした。

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