真夜中まで戦う、KAC参加者達。

無月弟(無月蒼)

第1話

 ほう、今回のお題は、『真夜中』か。

 しかし困ったぞ。『真夜中』に関するお話なんて、まるで浮かばない。


 無月弟は腕を組んで考えた。

 最近自分は、真夜中に何をしていただろう? もしかしたらそこから、話のアイディアが出てくるかもしれない。


 そして考えること数秒、答えは出た。

 最近は毎日真夜中まで、カクヨムやってたじゃないかー!


 0時過ぎまで起きてるなんて当たり前。だって今はKACの真っ最中なのですから。


 KACが始まる前の、二月の半ば。交流のあるカクヨムユーザーの方々と話していたのですよ。

 今年もまた、あの怒濤の勢いで睡眠時間が削れていく、鬼のようなイベントが始まるのかって。


 だってお題に沿った小説を書かくのって、時間が掛かるじゃないですか。しかもそれが、週に三回も。

 そして書くだけではありません。面白そうな作品がたくさん投稿されるので、それを読んでいくとどうしても時間がかかってしまいます。

 だから毎年この時期は、睡眠不足に陥るのですよ。


 そんなに大変なら、無理に参加しなければ良いじゃないか。そう思う人もいるでしょう。実際自分も、その方がいいとは思っています。

 しかし、しかしですよ。面白そうなイベントがあると、参加したくなるのが性なのですよ!


 自分は去年一昨年と皆勤賞を取っているので、今年も全部書くぞーと意気込んでいました。

 しかしその反面、お題の数が減ってくれたら良いのになーなんて思っていました。


 お題の数。去年は10で、一昨年は5でした。

 そうなると今年はいつく? 

 体力を考えると5であってほしいなと思いながら、KACの詳細が発表されるのを待っていたのです。その結果発表されたお題の数は11。

 11ってなんですか11って! この瞬間、長く過酷な戦いが始まることが約束されたのです。


 お題の数を見て怯んだカクヨムユーザーは、多いのではないでしょうか?


 こうして始まったKAC。まずはお題を見て、話を書く。そしてそれが終わったら、他の参加者の作品を読む読むします。

 自分の作品にコメントが来ていたら、その返信もします。そうして全てが終わった頃には、だいたいいつも真夜中になっているのですよね。


 お題発表が無い日も、読む読むしていると大抵真夜中になっています。


 そうなると睡眠不足になるのは避けられません。

 こうなることを想定していて、栄養ドリンクを1ダース買って備えておいて良かったですよ。


 皆勤を狙うとなると、こんな日々が1ヶ月続くわけですから。KACは毎年、激しい体力勝負になります。


 しかし一日のミッションを終えて、遅いしもう寝ようと思いながら、最後にもう一度スマホを確認すると、そこにはフォローしているユーザー様の新作投稿のお知らせが。

 どうやら真夜中まで頑張っているのは、自分だけではないようです。


 KACの参加者で、睡眠時間を削りながら書いている、読んでいるという人は多いでしょう。

 何故そこまでして頑張るのかって言われたら、やっぱり楽しいからでしょうね。


 予期せぬお題が出ても、そこから普段なら書けないような話が書けると言う面白さ。同じお題なのに、人によって書く話が全然違い、多種多様な話が読めるのも、KACの魅力ですよね。


 体力と睡眠時間を削る大変なイベントですけど、楽しいから続けていきたいです。


 残すところお題も後一つ。書いている方も、読むで参加している方も、最後まで、頑張っていきましょう!


 真夜中まで戦っているカクヨムユーザーの皆様、頑張れー!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

真夜中まで戦う、KAC参加者達。 無月弟(無月蒼) @mutukitukuyomi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ