第4話 登場人物のその後
おまけ 登場人物のその後
ガーネット王女(姫)
学園を卒業後すぐにケインと結婚。
ケインから女王となるべく王政について学ぶ。
結婚から二年後に王子→五年後に王女→六年後に王子を出産。
父親である陛下が退位したのはガーネットが二十八歳の時。
ケインと結婚してから十年後のことだった。
見ていない知らないということは理由にならない、
虐げられているものを救おうとしないのは貴族にあらず、
というのが女王になって最初の言葉。
リディール国とは女王同士ということで交流が深まり、軍事協定を結ぶ。
息子の第一王子が二十歳になった時に退位するが、その功績がたたえられ、
王女の地位は格段に向上することになった。
ケイン・ニージット
十歳の頃からの初恋をかなえ、ガーネットの王配に。
王女の宮の使用人達はようやく二人が結ばれたと安堵し泣いて喜んだ。
父親の侯爵と兄は三か国への留学経験をいかし、外交官として活動している。
ガゼル王子を見送った際に「弱み手帳」なるものを手渡される。
保守派の貴族たちの弱みを事細かに記録されている手帳は、王配として暗躍するのに大いに役立った。
二男一女の父となったが、最後まで大事なのは姫だけ。
王配として表に出過ぎることは無かったが、
女王がのびのびと改革できたのは王配のおかげとも言われている。
ガゼル王太子
処罰を受け男爵家に婿入りした当初はまだ王子としての意識が残り、
ジョセフィーヌの父である男爵とはギクシャクしていた。
しかし隣国三か国の公式語が話せ、宝石や美術品の目利きができることから、
意外と重宝され各国との取引につれていかれることになる。
いつの間にやら商会は大きくなり、本店のほかに隣国へも支店がひろがる。
経済を発展させたとして一代男爵から男爵へと爵位を上げる話も出るが固辞。
妹のガーネットの王女出産時に祝いの品を送ったことで恩赦を受ける。
貴族としての身分はないままだが、子どもを作れなくする処置は外され、
その後二人の娘に恵まれる。
ジョセフィーヌとの仲はケンカしたりもしたが、浮気も無く添い遂げる。
デジー公爵令嬢
修道院に入れられたが、その時にはもう身ごもっており、修道院で出産。
男児だったため、公爵家に養子として引き取られる。
公爵家はデジー→修道院、義息→デジーとの姦通罪で平民落ち
デジーたちの育て方を心から反省した公爵夫妻によって、
引き取った孫(養子)はまっすぐな青年に成長した。
(注)公爵家→侯爵家に実際はなっている。
ジョセフ公爵令息
本編には出てこなかった人。マイケルの兄。
陛下の妹姫の長男。もうすでに学園は卒業し、公爵家の嫡男として領地にいる。
学園卒業時に王位継承権を放棄しているので、議会でも名が出なかった。
陛下の子(ガゼル)よりも先に生まれた男児ということで微妙な立場だった。
本人もそれを理解しているので、さっさと王位継承権を放棄。
王妃ににらまれたくないと領地に引っ込んでしまっている。
伯爵家の令嬢と結婚して子供もいることから、継承権の復活はできない。
弟がやらかしたことで両親が隠居し、ジョセフが公爵を継いでいる。
ガーネットやケインとの仲は普通。
妹姫である母の影響もあり、女王には肯定的。
【コミカライズ】公爵令嬢と婚約破棄して男爵令嬢と結婚したいって、お兄様は馬鹿なんですか⁉ gacchi @gacchi_two
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