呪いの鏡
健さん
第1話
気が向けばよく近くの骨董屋に行く。骨董品がすきなのである。部屋には、様々な骨董品が、飾ってある。1週間前に購入したのは、日本人形だ。見てると、品があって、味わい深いのがいい。そして、今日も骨董屋にいる。特に目がいったのは、どうやら、大正時代の手鏡と、書いてある。手に取ってみる。10センチぐらいの大きさで、何か惹かれるのである。(どうぞ、私を買ってください)と、言っているようだ。結局買った。家に着いて、箱から、開けた。何やら、説明書?何かの電気器具じゃないんだから。手鏡に説明書とは?読んでみると、”この手鏡は、いわくつきの物です。お願いです。この手鏡で、自分の顔を見る時、9秒までにしてください。10秒過ぎると、あなたは、呪われます。お願いというか、必ず守ってくださいね。”何が守ってくださいねだ。ただし?”ただし、間違って、10秒超えても、その日何もなく、1日が、終われば、呪いは解かれます。”ちょと、やってみるか。1,2、3、、、、9。おっと、あぶねえ。でも、待てよ。10秒こえたとしても、その日何もなければ、平気みたいなこと、書いてあったが、外に出ないで、部屋の中に、ずっといれば、いわゆる、巣籠すれば、大丈夫じゃないか。なにしろ、部屋の中で、おとなしくしていれば、いいのだ。部屋の中じゃ、何も起きやしないだろうから。よし、試しに、やってみるか。(1,2,3、、、、、10、11)やってしまった。すぐに、毛布に被り俺は、じっとしていた。時は、1時間、2時間と、川の流れのように、過ぎていった。そして、毛布にくるまって、3時間になろうとしたとき、”ピンポーン!!”ん?ん?誰か来たぞ。「はい、どちら様でしょうか?」「私は、NHKの集金代行の者で、受信料頂きに参りました。」「NHK?」そして、俺は、玄関ドア開けて、言ってやった。「すいません、部屋にテレビがないもので、、」と、言ったあと、そいつは、俺の腹に刺身包丁を、刺した。やべえ~刺された。血が止まらん。多分、俺は、死ぬ。どうして、刺されなければいけないんだ!?そうか、呪いの鏡は、本当だった。
呪いの鏡 健さん @87s321n
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