その5 財団あかいにしん関係者

・後輪 寥爾(シスワ りょうじ)(あづまと同年)

 財団あかいにしんが、神であるユリウスをコントロール下に置きたくて創らせた似て非なるニセモノ。無論ユリウスには無断で。

 本人は受け入れており、自分が生まれた意味を全うしようとしている。実際に目にしたとしきが惑わされる外見なので、少なくとも外側は同一に等しいと言える。

 ただひとつ、彼が神に成り替わるために足りなかったものがあるが、果たして。「スの発音ですかね?」

『うしろとらやまいだれ』(3作目)に登場。



・火灘 覚(カナダ さとる)(としきの一つ下)

 りょうじの育ての親、兼主治医。小児科医。としきの学部時代の後輩。

 りょうじをユリウスの代わりにするのが忍びない。先輩のとしきへの背信行為に他ならない。

のちに、財団あかいにしん立環境人格研究所邦内最年少世代分室室長に就任する。その際、逆灘覚史(サカナダ さとるし)と偽名を名乗る。一種のけじめであるらしい。

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彼魔シリーズ人物一覧(暫定版) 伏潮朱遺 @fushiwo41

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