第2話 ステータスオープン


気づくと横たわっていた。周りは霧のようなモヤがかかっている。地球でいう熱帯雨林だろう。


《告。伝説級スキル<<神眼ゴッドアイ>>を獲得しました》


《告。伝説級スキル<<全属性魔法使用可能オールマイティーマジック>>を獲得しました》


《告。伝説級スキル<<万物支配オールコントロール>>を獲得しました》


《告。帝王級スキル<<経験値50倍XPリング>>を獲得しました》


《告。英雄級スキル<<無限成長アンリミテッドアクセス>>を獲得しました》


頭の中にさっきもらったスキルの名前が流れてきた。創造神が言っていた通り森の中に転生させられたようだ。


「あうあうあー(それにしては湿気高いな)」


おっとぉ。なんで俺は”あうあうあー”なんて言ってるのかな?(笑)。


「あううああー?(赤ちゃんになってる?)」


うん、やっぱりそうだ、赤ちゃんになってる。創造神の野郎しくじりやがったな。


後で気づいたのだが、”転生”だから肉体も一新されるらしい。てっきり肉体はそのままかと思ってたぜ。


まあ異世界転生出来たことだし良しとしよう。


《告。ここに近づく2体の人間を確認。あと130秒後に接触すると予想されます》


「あぅ?ああうぇ?あううあぃー?(え?まじで?というかあなた誰?)」


《解。私は創世級スキル<<叡智者メーティス>>によって構成された自動応答システム<<応答者レスポンダー>>。個体名:園田祐也の心とスキルにリンクしており、その意志によって活動します》


おお、さっき貰ったスキルか。便利なもんだぜ。心のなかで思ったらいいのね。


《告。残り90秒で接触すると予想されます》


おっとっとぉ。すっかり忘れてたぜ。時間もないな。<<叡智者メーティス>>さん、どうすればいい?


《解。敵意はないため、放置しても大丈夫です》


え?なんでそんなんわかるの?


《解。伝説級スキル<<神眼ゴッドアイ>>を使用し、所持スキル、所持品、称号などから判断しました》


《告。「ステータスオープン」と唱えることでステータスを確認することが可能です》


流石だねえ。創世級スキル。


「あううっああー(ステータスオープン)」


【個体名】園田祐也

【種族】人族

【称号】神の寵愛を受けし者

【加護】創造神の加護

【レベル】1

【経験値】0/25


【HP】100/100

【MP】150/150

【攻撃力】30

【防御力】10

【俊敏性】5

【知力】400

【運】100


【固有スキル】

創世級スキル<<叡智者メーティス>>Lv.1

伝説級スキル<<神眼ゴッドアイ>>Lv.1

伝説級スキル<<全属性魔法使用可能オールマイティーマジック>>Lv.1

伝説級スキル<<万物支配オールコントロール>>Lv.1

帝王級スキル<<経験値50倍XPリング>>Lv.1

英雄級スキル<<無限成長アンリミテッドアクセス>>Lv.1

【汎用スキル】未獲得

【SP1】0/50000


【固有魔法】<<隠蔽ハイディング>>Lv.Max

【汎用魔法】未獲得

【SP2】0/1000



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おっ。<<隠蔽ハイディング>>っていう奴もちゃんと加わってる。これは魔法なのね。


【SP1】に【SP2】。スキルポイントってやつだ。おそらくこれでスキル・魔法レベルが上がるんだろう。


《告。伝説級スキル<<万物支配オールコントロール>>を使用し、浮遊することが可能です。実行しますか。 Yes/No》


浮遊?空を飛べるってことか。誰か知らない人も近づいてきてるっぽいし、使ってみるか。敵意がないとはいえ、面倒事に巻き込まれても嫌だしね。


Yesだ。


《了。上級スキル<<浮遊スカイ>>を獲得しました。実行します》


《告。目的地をドナイルサ王国に設定します。確認しました》


そう聞こえて間もなく俺の体は宙に浮いた。そして飛ばされたのである。空に向かって―。


「あああっうえぇぇえああー(グエェェェエェェー!)




















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「え?周りのレベル低くね?」創造神から貰ったスキルでハーレムを作るまで〜創世級スキル<<叡智者>>で異世界横断〜 口裂けみかん @Brandnewdiary

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