呪いを呼ぶ愛。しかし呪いに打ち勝つ源もまた愛である

大昔に作られた呪いに苦しめられていたヒロイン。しかし主人公の存在が一筋の光となりました。
微笑ましい日常と、命の危機を繰り返す日々。時には無関係の人々が大勢亡くなる悲劇も…。
それを乗り越え続ける主人公達の強さは、いつか呪いを消せるのではないかと希望を抱く瞬間もありました。

しかし最後の最後に選んだヒロインの選択は、彼女の優しさ故と、彼のために良かれと思ってとはいえ…誤ってしまったなぁと個人的に感じてしまいました。
それでも彼女の遺した想いを胸に生き、並大抵の不幸が怖くなくなった主人公の清々しさを見ると、これもまた一つの締めくくりの形なのかな…と溜飲が下がりました。