このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(231文字)
冒頭の詩でどうしようかと思いましたが、その後を見て面白くなりそうだと思って読み始めました。文章がきれいなのもさることながら、シナリオとしてシーンの一つひとつがつながっているところに、新しい小説のかたちを見せてもらったような気がします。前半は読みごたえがありました。後半は好き嫌いは別として日本のシナリオ的なところが出たように思います。
あまりここで書きすぎるとあれなんで避けますが、とにかくいい物語でした!超能力が使えるヒロインのハルちゃんと、詩を作ることが趣味の主人公伊織くん。二人の出会いが二人の運命を……って感じですかね?ハルちゃんの壮絶な過去は心が痛むし、それを乗り越える姿も感動します。皆さんも読みませんか?