第3話
毎朝眠い目を擦り水汲みをしなくてもいいし口うるさい妹の面倒も見なくてもいい
畑をドロドロになりながら草抜きしなくてもいいし汗をかきながら毒ガエルに怯えなくてもいいし母や父から作物について勉強しなくてもいい
疲れた後に薪割りもしなくていい
僕は自由だ
精一杯両足と腕を振り上げて僕は道を進んだ
どんどん田舎道を抜けて誰もいない田畑に来た
何時もなら馬車でしか遠出しないから街まで道がどれ程かは分からない
「疲れたなぁ」
重たい足が痛いし、暗くなるにつれて人気も無くなる
エリザベート・シャロン 白井 くらげ @shikome
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