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概要
砂糖とスパイス、そして素敵な何かを心に込めて
「お兄ちゃん助けて!」
ノックも無しに部屋に転がり込んできたそいつは開口一番そう叫んだ。
走って帰ってきたのか、息は荒く肌は赤く蒸気しこちらを見上げるその瞳はうっすらと潤んでいる。
そんな闖入者と見つめあうこと数秒。おれはため息を一つ。
これは、今までの人生でもっとも濃厚な、それでいてどうにもむず痒いバレンタインの物語。
ノックも無しに部屋に転がり込んできたそいつは開口一番そう叫んだ。
走って帰ってきたのか、息は荒く肌は赤く蒸気しこちらを見上げるその瞳はうっすらと潤んでいる。
そんな闖入者と見つめあうこと数秒。おれはため息を一つ。
これは、今までの人生でもっとも濃厚な、それでいてどうにもむず痒いバレンタインの物語。
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