七転び八起き！？

陰謀渦巻く王宮が舞台で、次から次へと襲い掛かる困難にヒロイン『エイミー』とヒーロー『リンゼ』が立ち向かう！

あ～、めでたしめでたし！　良かったねえ……と思ったら、またトラブル！？　そろそろ幸せになってよ！　の連続で、最後まで目が離せませんでした。

あっと言う間に読めてしまいますけれど、エイミーとリンゼの見ていてむず痒くなるような恋愛模様は、とても丁寧に描写されています。
こうした過去があって２人は惹かれ合い、そして共に歩もうと一歩踏み出した。その様子を見ていると、とにかく応援したくなりますね。

悪役も良い味を出していて、「なんだコイツ？　ぎゃふんとされろ！」と思います(笑)
でも性格が歪んだ原因を知れば「意外と可哀相なヤツなのかも……」なんて思うこともしばしば。

面白い作品でした。リンゼはあらゆる面でイケメンです。