ポムポムポエム

おてんば

お日様の光が暖かい

ごろんごろん

音が出るほど寝返りをうつ

寝ている時が幸せだ

だらしなく手足を伸ばし

お腹も見えている

今日は一日何も邪魔はない

このままずっと寝ててもいい

お日様に抱かれて

まどろんでいく

夢の中でも

寝ている夢

至れり尽くせりだなあ

目一杯寝てから

少し動いてみる

いたずらに部屋を

めちゃくちゃに

わけもなく

ティッシュペーパーの箱を

一枚一枚

とっていく

飾ってある置物を

乱雑に倒していく

意味はない

したいからするのだ

意味を求めたら

意味のないことをしないヤツに

なってしまう

動けるうちに動くのだ

このスピードを維持するのだ

動けぬ世界など

楽しいだろうか？

走り過ぎて

壊れた足ならば誇ろう

闘い疲れた腕ならば

労ろう

何もせずに失った心ならば

どうすればいいのだろうか？

ガチャンッ！

人が入ってきた

難しいことを考えて

結局いつも答えがでない

でも今は

「にゃーん」と一声ないて

悪ぶれもせずに

餌をねだってやろう

これもまた真実