右で笑って左で泣いて粋な野暮言う七五節

痺れた腕に寝顔と温もり/目覚まし止める/鳴る前に

ぶっきらぼうな貴方の珈琲/お砂糖一粒/投げ入れて

お隣さんがカレーを作る/我が家も向かいもつられます

私のために争わないで/そう言いながらほくそ笑む

仕事疲れて癒しを求め/私の腹肉つまむ彼

            (以上、南雲 皋さま)