固有スキル【アンロック】が覚醒して、気づけば最強のSSSランク冒険者

おざごん

第1話 固有スキル【アンロック】

「アンロック!!」


箱の中身を確認するとそこには大量の金銀財宝が入っていた、これだけあれば10年は遊んで暮らせそうだ。


「「うおおおお!!!!最高じゃねえか!!!」」


俺はアイル、冒険者ギルドに登録して早くも3年、Cランク冒険者だ、といっても戦闘能力は最底辺のEランクにも届かないのだが…。

今日は今一緒に組んでいるAランクパーティの鷹の爪とBランクダンジョンに来ていた。その隠し部屋で宝箱を見つけたため開錠したのだが、、、


「おいアイル、おめえ1人じゃここまで来れないんだ、これは俺たちが山分けしておくからな」


「そ、そんな!僕がいたから安全に…」


「ごちゃごちゃうっせえんだよ、ここで殺しちまうか??」


宝箱は無理やり開けると何かしらの罠が発動したり、宝箱がミミッキュという宝箱の見た目をしたモンスターに変わったりと危険であるし、道中の罠なども、僕のスキル、アンロックで開錠してきたからとても本来は役立っているのだ。


「いやいやホークスさん、ここで殺しちゃあ怪しまれちまいますし、痛めつけるだけにしたきやしょうよ笑」


そうやって僕はいつも殴られる、、冒険者になって3年、最初の頃はすげえと持ち上げられ、このパーティに入ったはいいが、罠を見つけるのは探索系のスキルを持っている人がいればいいし、宝箱の開錠も難しいものでなければ盗賊のスキルで時間はかかるが開かれるのだ。それだけなら僕の方がいいんだろうけど、僕は戦えるスキルも体力も恵まれなかった…みんなについていけるように最低限の体力はつけたけど、ついていくのがやっとだ。そろそろ潮時なのかもしれない、、。

僕は殴られながらそう考える。痛みももう慣れた…


「ちっ、つまんねーな、反応がないと、よし、今日はこの辺で切り上げるぞ」


街に帰った僕たちはギルドで報告をした。

僕はその時パーティをやめると伝えギルドを飛び出した。

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