第4話 入会

彼と別れた私は母の勧めで結婚相談所へ

入会した。

1歳でも若い方が良いから、善は急げとカウンセラーさんからも言われ渋々入会。

このとき28歳。あと1ヶ月ちょいで29歳。

ちょっと遅い方だ。


仲人さんはホワンとした神戸在住の方。

お見合いのアプリのプロフィールに載せる、仲人からの推薦文もめちゃめちゃ良く書いてくれたし、物腰も柔らかい優しい人。

銭ゲバだったけど。


お見合いがある日は大体来てくれて、最初の

5分ほど一緒に居てお話をしてから、あとはお二人でって感じ。

お見合い用の写真は、結婚相談所指定のスタジオに行き撮りました。もうね、やっぱりプロはすごいよ。


最初は面倒に感じたけど、アプリでお見合い申し込みやお断りができるので、とっても手軽。

ゲーム感覚でどんどん申し込みを受け、自分からも申し込みをしていた。お相手のお顔写真、体格、年収、職業、趣味、兄弟構成まで書いてあるので、とりあえずわかりやすい年収や職業で選びました。これが私の失敗です。


お見合いの日は仕事のない土日に、多い時で4人と朝から夕方までホテルのラウンジでお見合いしてました。その日お見合いした方とまたバッタリ会わないように、仲人さんがホテルの場所を変えて調整してくれてました。

夕方スタートだとそのままご飯一緒に食べることも。仮交際の意思がありそうな時だけですが、東京や名古屋や高知など関西以外からもわざわざ会いに来てくださってましたから、トンボ帰りはさすがに悪くて、誘われたらなるべく行くようにしました。


お見合い時間は1人長くて1時間ほどがルール。たまに長すぎる人がいて、なかなか帰れず3時間拘束されたことも、、 

相談所ピーポーはみんなそんな感じで、

この人ホテルでよく見るわぁって人結構居ました。私も同じ様に思われてたはず。

今もホテルのラウンジ行くと苦い記憶が蘇ります。



お見合い後に次会いたいと思ったら、交際希望という意志をアプリで伝えます。お互い交際希望になったら、仮交際という状態になり、直接やりとりできる連絡先やフルネームを教えてもらえて、ここでデートの約束をします。この時点では、お互い他の方とのお見合いやデートもできるので、いわばお試し期間です。


仮交際で常に4.5人と同時進行なんてザラなんですが、連絡やコンスタントに会える頻度等を考えると、3人くらいがMaxかなと思います。



いつデートに行くとかも仲人さんに全て伝えているので、デートを3回すると本交際にして、結婚退会に向けてこの人に決めるかどうかの意思確認をされます。これはお相手の方から仲人さんを通して確認されたり、仲人さん同士で勝手に話合ってたりします。

もちろん、本交際になると同時進行はできない&退会へ向けて話が進んでいきます。

3回会ってもなかなか決めれないことも多いので、すんなり本交際へ移行するのは、ほんとにお互いのタイミングとしか言いようがない。

本交際になると仲人側も成婚料欲しさに早く退会させようと超協力的。圧がすごい。




色んな方とお会いしたのですが、


これだけは言わせてほしい。



年収高くてルックスがそんなにひどくない人が

結婚相談所にいるってことは








仕事が忙しくて、たまたま出会いがなかったとかじゃなく



















マジで 変  人  です!!


断言できる。


クセが強いんじゃ。





色んな人に会った私だからわかるんです。

しかも、その中の人と結婚もしたからわかるんです。

経験者は語るです。





さて、、誰から話そうか?


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

結婚競争曲 inoranai @inoranai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ