処女作にして堂々たる王道ファンタジーです

面白く良質の作品を前にしたら、とにかく読む、これで十分ではないでしょうか。

処女作にしてこの完成度、もちろん多少粗削りな部分などもありますが些末なことです。
なにより本作は完結しているのです。一つの作品を完結まで書き切る、これがどれほど大変かは書いている方々ならよくご存じでしょう。

本作は流行のテンプレの類は一切ありません。
ひたすらかつての王道ファンタジー作品です。そういう面では読み手を選んでしまうかもしれませんが、読んで損はありません!
ぜひ第3章あたりまでは読んでみてください。自ずとその魅力を感じることができるでしょう。