自然と引き込まれてしまうストーリー

21話まで読了。
辺境で暮らしていたはずの主人公が王女となってしまうという急展開から物語が始まります。主人公には男であった頃の記憶があり、当然のこと王女であった記憶などありません。また登場人物は全員が王女が記憶喪失だと考えており、中身が別人になっているとは少しも考えておりません。その辺りの関係はよく考えられており、主人公と周囲との温度差が本作における面白味の一因となっているのでしょう。
文章は読みやすく、登場人物も個性豊か。ストーリー構成も巧みで読者は困惑することなく物語に没頭できます。
また物語の謎も残されており、今後が楽しみな要素であります。
これからも追い続けたい作品です。是非ともオススメしたい秀作であります。

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