鈴焼を買って見えてきた、今後のこと
入手に手間取ったものの、鈴焼はここ2年では一番感動した味で、とっても美味しかった。あまり遠方に行くこともできず、外食もコロナ蔓延前よりも少なめになっていて、未体験の味に遭遇して感情が動くような機会が減っていたのを実感した。
商品の情報を探すこと、商品を選ぶこと、購入の手段を検討すること。お店のスタッフの方に意思を伝えること、指定日が未定な荷物の到着を待つということ。商品購入の基本なのに、ネット中心で何もかもシステマティックな生活に染まっていて、意識から抜け落ちていたようにも思う。自分で考えたり、家族や友達と相談したりして購入を決めることって、とても楽しいことなのだ。
鈴焼を買うことで、視覚的にも味覚的にも大変良い経験ができたので、Tには感謝の気持ちでいっぱいである。できれば、リモートお茶会と言わず、どちらかの家で化粧箱の見た目から鈴焼そのものの味までを一緒に体感して楽しみたかった。一緒の空間で、一緒に鈴焼を食べたら、きっと嬉しくって楽しいはず。いつか、気軽に対面で会える日が来るといいなと願っている。
自粛期間はまだまだ続く。人との関係を密にする手段をとりながら、できることで感動できることを見つけていきたい。あの日々は大変だったけど、大変なりに面白いこともできたよねと思い出話ができるよう、自粛期間も楽しいことを創りながら過ごしていきたい。
自粛であり余る時間を使って鈴焼というお菓子を入手したら、わりと幸せになれた件 ろさこ @rosadablue
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