金色の鍵の秘密
りの
第1話
よぉーー、、、?なんだ?するわよぉー、
ん?頭がぼーとする、昨日ゲームのしすぎで寝るの遅かったもんなぁー、、まだ眠いし布団が暖かい、もーちょっとゆっくり、、、、
(悠太っ💢ーいい加減に起きなさい、遅刻するわよぉっ)
❗️、⁉️
ん?今何時だ?慌てて時計を見ると短針は、8時長針は?、、20分‼️な、なにぃっ!
階下から聞こえる母の声が近づいてくる、や、やばい!目の前には昨晩熱中していたゲーム機が、散乱している。
以前ゲームのしすぎで遅刻しかけたり、成績が落ちたり、お遣いを忘れたりetc。
とにかく、僕にはすでに警告カードが提出されていた、次は無い、、💧
もしゲームが原因でこれまでの失敗を繰り返してしまった場合は、ひと月のゲーム禁止。💦
たった一月だけ?たった?その罰は決して甘くわない、今の小学生の中ではゲームこそ全て。クラスの皆んなと、放課後に遊ぶ、公園に行く、ノンノン!
放課後、にはログイン、チャットをしながらゲーム攻略にいそしむ、ゲーム順位が、そのままリアルの世界での優位不利に結びつく。
レアアイテムの保持数、レベル、ダンジョンの攻略度それらがもたらすものは、学校の友人間での絶大なる賞賛。
自慢じゃないが僕は、全て(ゲーム内)に置いて右に出るもののいない。
しかし1か月も、ログインできなかった場合、今の地位、優位性、立ち位置、全てを失うであろう、それだけは絶対に嫌だ!!
とにかく、お母さんが来る前にゲームを隠さなきゃ、🎮
とりあえずベッド下に、そして着替えて、言い訳は、、、そうだ!
寒気と頭痛で、横になってた事にしよう!
よしそうと決まれば、急いで、、、、!!
「ガチャ」部屋の扉が開いた。
母親が部屋に入って来た、悠太はこえをかけられるまで沈黙している。
(悠太?ん?どうしたのうずくまって?)
あ、お母さん、朝起きてから着替えはしたんだけど、なんだか頭が痛くって、(頭?嘘風邪ひいたのかしら、悠太大丈夫?お熱は?ありそう?)
わからない、けどなんか、、寒い。
(大変!今体温計持ってくるわ横になってなさい)バタン、タッタッタッタ、。
よし!やった!母親は慌てて階下に降りて行く、上手くいった!
我ながらなかなかの演技力だ、あとは簡単、ベッド脇のスタンドライトで脇を暖めておけば完璧、タッタッタッタ、、、
お母さんが戻ってくる、悠太は布団に包まった。
(悠太、まずお熱はかりましょ、一応市販の熱冷ましはあるけど、場合によっては病院に行かなきゃ行けないかも、、とにかく計ってから、)
よし脇はまだだいぶ暖かい、運が良ければこのまんま学校も休める!
そうすればお母さんは、昼からパート、昨日の続きをプレイ出来るぞっ。
母親がベッドに近づいて来た時、かちゃっと
音が鳴った、とその瞬間テレビの電源が入った、聞き慣れたBGMと、戦闘画面に、ログイン中の経過時間の表示、そう、昨日は夜中までゲームをした上で寝落ちしてしまったのだ、テレビ画面はスリープモードになっていただけであった🤭な、なんてことだ‼️
(あれ、テレビがついちゃった、、?
ん?これ、テレビ?ん?経過時間12時間?、、、)
母親が静止したまま動かない、画面を見つめながら沈黙している。
(ねぇ、悠太、昨日は何時に寝たの?)
えっ、き、昨日?
(あなた、夕飯食べてから部屋に戻ったわよねー?9時以後はゲーム禁止じゃなかった?
20時からずーっとゲームしてた訳?)
あ、え、えっと💬
(頭痛いのよね?)
えっ?あ、う、ん。
(次、嘘ついたら、、、もーいちど聞くけど、寒い?)
、、、{はい、今は違った意味で背筋が凍りついています。}
い、いいえ。寒くないです。
(熱はあるのかしら?)
た、多分、無いと思います、、。
(朝は、何時に起きたのかしら?)
お、、お母さんのさっきの声で、お、起きました。
「ゴンッ」
頭にとてつもない衝撃が走った、はい今は完璧に目が醒めました。
(約束破って夜中までゲームしてたあげく、寝坊した訳💢!しまいに仮病まで❗️)
お、終わった、、、。
そこからは、あまりの恐怖に僕は逃げるように学校に向かっていた。
友達とはいつもと変わらない会話、僕に対する尊敬の眼差しと賞賛、あっという間に放課後。
ただいつもと違う事が一つ、
部屋の中から、全てのゲームが無くなっていた、、、、。
僕は、、、泣いた。。。
金色の鍵の秘密 りの @yasuturi
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