ホテル

シャワーの音だけが鳴り響く一室。

僕は自分の置かれた現状を必死に理解しようとする。

廣澤先生が落ち込んでいるようだから声をかけて、呑みに行って、それから…

ダメだ、わけが分からない。

なんで僕はホテルに居るんだろう。

そんなふうに思考を巡らせていると、バスルームの扉が開かれる。


「待った?髪の毛乾かすからもう少し待ってね…ってそんなに気になる?こう見えてもGカップあるんだよ?」


湿った黒髪。水滴を弾く白い肌。細身の人間に似つかわしくない豊かな胸。

そこまでは良かった。彼女は腰にタオルを巻いた男性スタイルで胸を隠す気はなかった。

これで見ない男はきっと男じゃない。

慌てて、目線を胸から切る。


「す、すみません。そーゆうつもりはなくて、ついみてs」


紡いだ言葉が行方を失った。

唇に柔らかい何かが重なる。

どれくらいそうしていただろうか。きっと数秒だったのに違いない。

しかし、余りにも長い間そうしていたようにも感じる。

唇から彼女の体温が離れ、また耳元で囁いた。


「そんなに見つめなくても今日は君の好きなようにすればいい。全部私に任せときな?」


また、唇に彼女の唇が重なる。

優しいキスが徐々に激しいキスへと変わる。

座っていたはずがいつの間にか押し倒され、彼女の手が頬を伝い、少しずつ下へと降りていく。


「ほら、キスでこんなになるなんてやっぱり童貞じゃん?」


いや、童貞では無いが、こんなに上手いキスは初めてだし勃たないやつおるん???

そう思いつつも、いつもの作戦に出る。


「あの、、その、童貞からかって楽しいですか?」


目をハートにさせるとはきっとこーゆうことを言うんだろう。

彼女は不敵な笑みを浮かべまた囁いた。


「誰かの初めてを奪うってことはさ。その人の記憶に永遠と私が残るって事だからね?後藤は一生私を忘れられなくなるよ」


彼女は、僕のエクスカリバーを撫でながらキスを繰り返す。

くすぐったさと快感の中、酒も入れているのもあって意識が朦朧とする。そんな僕を見て、彼女のボルテージが上がる。

彼女は唇をそっと離すと、ゆっくりと胸から下に向かってなぞるように舌を這わせて行く。

僕の反応を試すようで、要所要所を躱し、徹底的に焦らす構えのようだ。


絶対経験人数マスターやんけ、、、、僕のまともな思考はここまでで、ひたすら声を我慢するのが精一杯だった。

快感で腰が浮く度に、エクスカリバーを強く握り、完全に飴と鞭。

焦らしが終わり、プリンの音wwwww(どうしてものーちのはなしがあって使いたかった)でフェラされていることに気がつく。

お世辞と言っても、フェラは中の上。

しかし、焦らされたこともあり、声が止まらん!書いてて恥ずい!誰のせいやねんおい!


「そろそろ卒業式しちゃう?私達教師なのにね笑」


エクスカリバーがそっと、彼女を突き刺した。


後にも先にも騎乗位で気持ちいいと感じたのはこの時だろう。

元陸上部というのもあって体力がすごい。1度も止めずに1時間は腰を振っている。ゴムをつけてないのもあって意地でも行かないようにしてるがマジできつい。


「イクまで辞めないよ…?」


彼女は囁いたあと、僕の顔をみて笑った。


おい!反則やろ!罠やんけ!!!

僕は果ててしまった。


「既成事実完成💙💚💛💜❤💗💖」


彼女は耳元でそう囁くと、垂れてくる精子をすくい取り飲み込んだ。

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全部私に任せときな💙💚💛💜❤💗💖 夜萌 鳴月 @Yomo_Natuki

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