第6話 『異物』 その1


 異物事件は、近年もたまに起こる。


 中には、毒物が入っていたりする、大変に良くない事件もあったし、いまだにそのために苦しんでいるかたがある。


 しかし、これからお話しすることは、すべて事実に基づいているが、一部に、危険な場合もあるものの、テレビのオカルト番組を見るようなものかもしれない。しかし、当事者は、けっこう、どきっとしたものだ。



① 小学生時代、ある食堂(いまはない。)で、大好きなラーメンを注文したら、もやしのかなに、でっかい、みみずさんが住んでいた。



 こうしたことは、ま、珍しくもない時代だったのであろう。のどかな時代だったのです。




② 学生時代、入ったことのない小さな食堂に入って、おうどんを注文したら、くもさんが、住んでいた。



 まあ、ちっとも違和感のない様子だったが、交換していただいた。これ以来、髪の毛とか、少々の異物は、取り除けて、ノンクレームとすることにした。クレームつける方が、バチが当たりそうな気がしだしたからである。



③ サラリマン時代、お昼御飯は、大概、外部からのお弁当にしていたが、ある日、やましんのにだけ、特大の『くぎ』さんが、どかんと、真ん中に鎮座していた。これは、まさに、のろいであろうかしら、と、ちょと怖くなったので、交換していただいたが、とくに、お詫びのお言葉はなかった。さすがに、でっかすぎて、間違えて、食べる訳には行かなかったから。もしかしたら、なにかの『あたり』だったのかしら。それ以来、まったく、出世しなくなった。(たぶん、関係ないか。)

 


『検証』



 不能



『妄想』


 不能

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『通りすがりの幽霊さん?』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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