第5話 『タブー』


《事実》


 おおむかし、とある研修施設で。(さしさわりがあるので、場所など秘密。)


 ここでは、かつて、自殺者があり、その部屋は、使わなれていない、という、うわさがありました。


 ちょっとだけ、お酒を飲んで、いたずらっけ、を思いつき、にさんにんで、その空いてるはずの部屋の前に行き(たしかに、名札がない。研修生は、名札は、必ず出すように指示されている。)、どんどんと、ノックしたのです。


 すると、なかから、とんとん、と、返事があり、我々は、一目散に、逃走したのでありました。


 

《検証》

 

 不能。



《妄想》


① お酒🍶の影響による、妄想である。



② 実際に、そこに住んでいた幽霊さんが、返事をした。



③ 通りすがりの幽霊さんが、いたずらをしたのである。



④ たまたま、なにかでしくじった施設の職員さんとかが、中でひそかに、落ち込んでいた。

 あるいは、帰宅不能な、なにかの事情で、宿泊していた。



⑤ 銀河宇宙連盟の、秘密研修が行われていて、その宇宙人が入居していた。



⑥ もともと、間違った情報であり、たまたま、名札出し忘れた研修生がいた。

 



 物理的に考えたら、④と①さらに、⑥が、もちろん、可能性が高いと、考えられる。


 幽霊さんは、まず、ないかな。と。


 

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