第21話 それから、これから

 あれから八年たった。セイローを追い払ってからの僕は精力的に動いたよ。先ずはボーラギからの難民の受入。その為に、森から王都までの間に町を一つ作ったんだ。


 ゴーレム達によって素早く作られた町には多くの難民が難なく受け入れられたよ。そして、カオウの国に行きたい人は自由に行って貰った。別に国に縛り付けるつもりは無かったからね。


 犯罪者は少ないながらも出てきたね。入って来た時には邪な気持ちが無くても、人間だから誰しも魔が差す事はあるからね。軽犯罪(窃盗など)だと国の警備隊が裁くんだけど、面白い事に重犯罪(人の命に関わる)だと、強制的に国から放り出されるんだ。どうも荒廃したボーラギに送られてるみたいだね。


 そうそう、ボーラギと言えば二年前にセイローが亡くなり、継母はは上が女帝になったんだけど、国はどんどん衰退していってるんだ。継母はは上も一度は攻めてきたけれど、森に侵入どころか破壊すら出来ずにスゴスゴと引き返していったよ。そして、今は周辺諸国から攻められていて、ボーラギという国が地図上から無くなるのも時間の問題だって僕は考えているんだ。


 そして、僕はカーナと結婚。カオウもカオリと結婚。バイトはアニーと結婚。


 ヤエ? うん、少し言いづらいんだけど、ヤエは第二夫人として僕と一緒になったよ。カーナも許してくれたしね。

 


 こうして、類まれなスキルと女神からのギフトによって、建国されたリッターセンキロ国とカオウメイジン国は、その子供達にも初代国王の志とスキル、ギフトが受け継がれていき、永きに渡って平和な世が続いていった………











※作者より


 中途半端な形になってしまい申し訳ありません。

 力不足により、思いついたアイデアを活かしきる事が困難になり、今回このような形で締め括らせていただきました。m(_ _)m



 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ジモティーだって強いんです。 しょうわな人 @Chou03

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ