きっと多分、ふつうじゃない

悪役令嬢をちゃんと読むのは初めてでしたがテンプレとしてある程度の流れは知っていました。しかし、この作品は全くもって違う！そもそも〔悪役〕から脱するどころか逆に突き進むとは！　運命を変える為四苦八苦する主人公に凄く感情移入出来ました。危機的状況を打開できた時には僕も思わずホッとします。
ところで、序盤に興味を引く要素（この作品でいう一度しか使えない魔法）をしっかり作るのは上手いと感じました。まさか、この要素が金輪際登場しないなんて事は無いと思うのでどの様な展開が起き使われるのか、使った後はどうなるのか、それらを頭の片隅に入れながら楽しめる点もお気に入りです。