第6話 真実

あれから、何度も私達は愛し合った。


2人きりの時、愛し合うも、時々、親がいる時、お兄ちゃんから誘ってくる。




「音羽、ちょっと入るぞ」



脱衣場。


お風呂からあがった直後、お兄ちゃんが来た。



「何?ちょっと待っ…」




フワリと背後から抱きしめられ、キスをされる。



「ちょっ…」



再びキスで唇を塞がれ、深いキスをされる中、身体に触れてくる。


いつもと違う愛撫に私がおかしくなりそうだ。


つい声が洩れてしまい身体が崩れ落ちそうになる。




グイッと受け止めるお兄ちゃん。



「部屋で待ってる」


「…ズルイよ…」



吐息混じりに言う私に


クスッとイタズラっぽい笑顔を見せるお兄ちゃん。


そして再びキスをし、深いキスをする。


つい声が洩れてしまう。



「ここで襲いたいくらい、お前が色っぽく見える」


「…バカ…」



グイッと腰を持ち上げられ、私の身体に熱が貫く。



声が洩れる寸前にキスで唇が塞がれた。



「…………………」



視線がぶつかる中、至近距離にあるお兄ちゃんの顔。


私はキスをし、抱きついた。



「部屋で続き」



待ってると言っておきながら、私達は一緒に、部屋に移動。


お互い迷う事なくキスをし、私達は愛し合い1つになる。




「…痲那渡…」


「…音羽…」




この日の私達は、何度も何度も愛し合った。




「…音羽…」


「何…?」




私達は1つの布団で、ベッドなの横になりながら会話をする。



「お前と愛し合う度に綺麗になっていくお前の事、もっと好きになる」



ストレートに言う兄である痲那渡に対して赤面してしまう。



「ス、ストレート過ぎ!」


「思った事、素直に口に出して何が悪いんだよ!」


「恥ずかしいから!」


「別に良くね?」



私達は騒ぐ中、痲那渡はキスをし、深いキスをすると更に進めていく。



「ちょっと…」


「何…?駄目?」


「いや…駄目とか…そんな…」


「じゃあ、俺が、その気にさせてやる!」




そう言うと、私の身体に触れていき、私の身体が痲那渡を求める。


私達は、再び愛し合った。






私達は


もう後に戻れないくらい


何度も何度も


関係を持ち


愛し合う



お互いの想いが


溢れる想いで


いっぱいに


なっていた……





ある日の事だった。



「音羽、痲那渡、ちょっと来て」



母親が私達を下の階から呼んだ。



「えっ!?」



見つめ合う私達。



親、不在で油断していた時、私達は愛し合っている最中だった。


中途半端な状態な中、ちょっと焦る。



「音羽、悪い、ちょっと待って」




離れ始める痲那渡に抱きつく私。



「音羽…」


「やだ…」



「…………………」



そう言う私にキスをし、深いキスをすると激しく熱を貫く。


わざとなのか、声が洩れそうになる口を手で塞ぐ。



「我慢」



意地悪だ。



そして、キスで唇を塞ぐと、一旦離れる。


身体がうずく中、




「母さん、急用?ちょっと待ってて欲しいんだけど?」


「分かったわ」



そして、私の元に来ると、再び私の身体に熱を貫く。




少しして下のリビングへと向かう。



リビングには、両親が座っていた。



「ごめん。お待たせ!用事、何?」と、お兄ちゃん。


「大事な話なんだ」と、父親。


「大事な話?」と、私。


「お前らの事なんだが…」


「えっ?」



私達は顔を見合わせる。




《もしかして関係持ってる事バレてる!?》


《大事な話ってなんだよ》



「時期が来たらと思っていたんだが…早目に話しておかなきゃならないと思ってな」


「実は…あなた達…本当は兄妹じゃないのよ」




「えっ…!?」


「今、何て…?」




「兄妹じゃない」



「……兄妹…じゃ……」


「……な…い……?」



「2人は、お互いの連れ子なんだ」



「連れ子…って…」


「…嘘…!?」


「マジ…!?」




「つまり、そういう事だから」




「……………」



「話は以上だ」


「そうか…分かった…」




私達は部屋に戻る事にし、迷う事なく再び愛し合うのだった。







〜 E N D 〜
















































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