第13話VS強欲の魔王マモン②

〜エルザ過去〜


〜12 年前〜 ヴィリージア家


その日は酷い雨であった風は嵐のように荒々しくそれに便乗するかのように霹靂とした轟雷が鳴り響きそれは、何か悪い事が起こりそうな、まさに〈天災〉が来たような外を屋敷の窓から覗き見ている幼き少女「エルザ・ヴィリージア」の元に一通の手紙が届く、手紙に書かれていた内容はエルザの祖父である「剣聖エルヴェルム・ヴィリージア」が何者かの手によって殺されたと書かれていた。エルザは突然の知らせに憤った。


エ「そ、そんな…ヴェルお爺様が…あんなに強かったお爺様が!誰が、誰がお爺様を!!許さない!」


そうしてエルザは祖父の敵討ちを執念に強くなるため剣術を学び僅か15歳で「剣聖」の称号を得た、そしてジース達と出会い「アラガント」を結成した


全ては祖父の敵討ちのために


〜現在〜


エ「貴方が…私のお祖父様を…絶対に、絶対に許さない!!」


瞬間エルザが1人魔王へ駆け出し攻撃を仕掛ける


エディ「!?エルザ待つんだ!そいつはヤバい!一旦撤退した方がいい!ネクロ!ワープをだすんだ!」


ネ「あ?馬鹿か!?ヤバいからこそここであいつを倒さねーといけないんじゃねーのか!?」


エルザに続いてネクロまで魔王へ攻撃を仕掛ける、エディルはあっけに取られ動かないでいた


エ「はあぁぁぁ!炎付呪(エンチャントブレイズ!)火炎斬(ブレイズスラッシュ)」


剣が赤く輝きだし刃から溢れる炎の斬撃を魔王へ向けて振り下ろす


マ「ふんっ!この俺様の力を見ても刃を向けてくるとは、、、愚かだな、だが!その心意気は気に入った!少し遊んでやろうじゃないか」


そう言うと魔王は魔法陣を構築し魔法陣の中から剣を取り出しエルザの斬撃を薙ぎ払う


エ「っ!?そ、その剣は!お祖父様の「魔輝剣ヴェルゾア!」何故あなたがその剣を」


マ「クク、いい剣だなぁと思ってな、奴を殺した時に頂いておいたのさ、全ての属性をフルに使うことができるこの剣をな!」


エルザが剣に気を取られてるその一瞬の隙に魔王は炎と闇の魔法陣を構築しその二つを合わせ放つ


マ「クククッ、さあとくと味わえこの俺様の技を「闇炎斬(ダークブレイズスラッシュ)!」」


エ「っ!馬鹿ね私に魔法は「能力解除(スキルキャンセル)」!?アンチ魔法が解除された!?まず──」


ゴォーっと強い魔力の塊と斬撃がエルザたちを襲う、エルザは今までにないスキルの強制解除に戸惑い何も出来ず魔王の魔法攻撃を直撃でくらう


ドォーンっと強い衝撃が森もろとも吹き飛ばされる









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君には笑っていてほしいから… 黑ノ @kuto03

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