本作は江戸時代、徳川家光の世を舞台として、浪人たちが戦場を求めて中国の地に渡ることから始まる物語です。
斜陽の大国・明は清帝国により滅亡の一途を辿りましたが、残存勢力が日本に対して支援を求めていました。
それに目を付けた老中・松平信綱は、泰平の世に不要となった浪人たちを排除すべく、援軍として差し向けることを画策します。
そして、由井正雪や柳生十兵衛といった軍学者、武芸者を中心とした船団が海を渡ります。
果たして、彼らは悲願を果たすことが出来るのか。死に場所を求める武士たちの最後の戦いが幕を開けます。