葵の上奇譚の裏話・サグラダ・ファミリア奇譚

相ヶ瀬モネ

【祝/完結】葵の上奇譚の安普請な横エッセイと言う名のひとり反省会&感謝祭


『カタカタ! カタカタカタ!』


 盆に正月に、仕事の行き帰りに、打ち合わせの待ち時間に、時空の隙間? を見つけては、隙間なく打ち続けては訂正し、打ち続けては訂正し、さながらその有様は、賽の河原か、波打ち際の砂の城、いや、建築しながら修繕をし続けているサグラダ・ファミリア!!(※ずっと、サクラダファミリアだと思ってました! 神様、持ち出すことすら失礼過ぎる、神聖な建物に対して、犯した大きな罪をお許し下さい。)


 あれ? よくよく考えたら、私が書いている小説は、『サグラダ・ファミリア奇譚』だったのかもしれない? いやいやいや、全力で細々と連投(※普段の更新ペースは、暴投気味ながらも、やや早うございます。)しているお話は、れっきとした? 源氏物語の転生小説『葵の上奇譚』なのよ!!


 https://kakuyomu.jp/works/16816452220109087230


 このエッセイは、そんな風に自分自身に懐疑的になったり、自嘲したり、近づく年度末に怯えたりしながらも、息も絶え絶えに、心血だけは注いで『葵の上奇譚』のお話を書き続け、末摘花のお話を夜中に、自分でティッシュペーパーで、目頭を押さえながら書いたりしながら、ようやく『葵の上奇譚』が、終了する目処がついた頃のお話です。(※お外では情緒は安定しております。マスクの下は常にクールです。)


「あの大工の名前なんだっけ? 十兵衛だったっけ? ああ、大外れ!!」


 ※豆腐屋のふりをした白蓮の手下でした。あと、細かい漢字の統一しなきゃ!! 私の寿命という名のお迎えまでには!!


(※どう考えても、完全に1ページ丸ごと上げ間違えているぞ! 多分1ページ抜けてる! そんな疑問箇所があれば、ご一報下さい。涙流して喜びます。細かなダメ工事は、春までに終わらせる予定です。)


 そんなことを考えながら、初めての連載も終盤にかかる頃、小説は『一人称』が描きやすく分かりやすい……。


 モネは、そんな大変な情報を、200話も超えてから手に入れておりました!!


『三人称多視点は今の時代には


 何ですって!?……そんな、そんな!! 私の書いているのは、『三人称多視点』(※その情報を知った時に覚えた言葉。ひょっとしたら違うかもです。)というヤツでは!? タブーって!? どのくらいタブーなの!? 平安時代に貴族が烏帽子えぼしを被らずに、外を歩き回るくらいのタブー!? しかも、その上、私の小説ときたら、時系列を行ったり来たり、飛ばしまくっている……。


 お読み頂いている方々は、もの凄い葵の上のファンorアンチ光源氏の方が、膝の上に石を乗せて読んでいただいている苦行状態!?


『思わず通りがかった宇治の川に転げ落ちそうなくらい大ショック!!』


 そんなこんなで、話の展開が文字数の割に、とても遅いので、せめて、せめて更新は早めで!! それに、もうすぐ年度末だから、もう春が過ぎるまで、休載にならざるを……それだけは避けたい!!


(そしてまた繰り返す誤字脱字、その他の地獄……お読みいただいて、本当にありがとうございます!)


 とか、相変わらず、人目に付かないところで、情緒不安定になっておりましたが、禍福かふくあざなえるなわの如しと申しますので、壱千年後には、主流になっている時代が来るかもしれない……。片耳削ぎ落した芸術家も、遠い先の現代で評価されているし……(一緒にするのが、持ち出すのが、既におかしいですが!)


 洋ナシは『ル・レクチェ』より、『メープルレッド』が美味しかった気がする。『シルバーベル』めちゃ大きいな! でも『ラ・フランス』もおいしいな! そんな季節の移り変わりを、特売の洋ナシに感じながら、ひとり反省会をしておりました。


 ふとした拍子にこのように、至れり尽くせりで、小説をネットに掲載できることに気付かなければ、皆様の優しい応援がなければ、一生、こうして小説を書くこともなく、ただただ、様々な現代語訳の源氏物語の本に、あの光輝く主人公に、ずっとモヤモヤしながら、熱々のなべ底を押しつけているだけの人生(※もちろんウソです)だったかと思うと、建てつけは悪くとも、一応の大団円? を迎えられましたこと、深く深く感謝御礼申し上げます。


 ※追記


 幸せいっぱいながらも、超ブラックそうな『葵の上奇譚』に転生したら、私は間違いなしに村人Aなので、京から離れた村の片隅で、秋好姫宮あきこのむひめみやの思し召しで、国のあちこちに点在する里坊(※年で引退した遁世僧や、里に下りた時の遁世僧の宿場、お話の設定上)に置かれるはずだった寺子屋で、算盤教室を開いて小銭を稼ぎ、口を糊していると思います。笑。


 あと、関係ありませんが、初めて『源氏物語』を読んだ時は、あまりの主人公のアレコレに、紀貫之みたいに、女子のふりした平安時代の作者かな? と勘ぐってました。⬅無礼者。


 葵の君に続き、弘徽殿女御こきでんのにょうごなど、素敵な挿絵を描いて下さった柵さんに、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。


 そして、ここまでお読み頂いた皆様、本当にありがとうございました。重ねて皆々様の今後、益々のお健やかさとご多幸を、モニターのこちら側から祈念しております。


 2022年1月吉日


 相ヶ瀬モネ 拝


(※レビューで、お知らせいたので、もうひとつ、追記させていただいておりますが、源氏物語の作者、諸説ございますが、葵の上奇譚では、物語の進行上、源氏物語は、紫式部が一人でコツコツ、夜なべしながら、書いている設定になっております。写本その他は、物語に出てこないので触れていません。お知らせありがとうございました♪ )

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葵の上奇譚の裏話・サグラダ・ファミリア奇譚 相ヶ瀬モネ @momeaigase

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