第20話 ヤングケアラーたち!仕事を増やしちゃって、ごめん!弱い立場の女性は、まだまだ、いるんだ! 話を、聞いてあげて! 助けてあげて!

 弱い立場の女性たちよ、立ち上がれ!

 「助けて、ください!私、私!あのエロ親父…、失礼。あの教授から、セクハラを受けているんです!」

 待って!

 専門の相談窓口に泣きついたとしても、安心はできない。

 その、エロ親父教授が指導者だった場合は、やっぱり、我慢するしかなくなっちゃうんだからね。

 訴えて、そのエロ親父教授との関係が切れれば、指導者がいなくなってしまうっていうことで、放置状態。

 うろうろ…。

 先に、進めなくなっちゃうよ。

 学問の場での女性たちは、泣かされる。

 泣かされて…。

 泣かされて…。

 民間企業に移って、研究者として生きることを断念したりと…。本当は、移りたくなんかなかったとしても…。

 代償は、大きい。

 改革したい。

 悩みを聞いてくれる人を、もっと、出したい。

 ヤングケアラーたち!仕事を増やしちゃって、ごめん!弱い立場の女性は、まだまだ、いるんだ!

 話を、聞いてあげて!

 助けてあげて!

 改革ができないと、また、泣かされる女性たちが、増えるだけだろう。

 「こんなことなら、研究グループや指導する側のトップが女性になれば良い。女性が女性として、生きていくために!」

 なるほど。

 ハラスメントを、100%はなくせないかもしれないけれども、効果はあるかもね。

 「私も、そのうち、大学生になるだろう。もしかしたら、その、研究者っていう人になるかもしれない。だから、私も、考えてみたい!考えなくっちゃ、いけないんだ!少なくとも、同じ時間軸を生きる女性として!」

 マキハタヤマハナは、勉強の日々。

 ヤングケアラーのやることは、たくさん、ありすぎ。

 頭と心が、ぐるぐる!

 負けないで!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ヤングケアラー・ハナは、奮闘中!②~車いすサッカーをする子の悩みを聞いて、理系女子のセクハラ(アカハラ)ケアも、やっていきたい!~ @maetaka @maetaka1998

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ