ある日、テレビを消したら、画面が真っ暗になる直前、3人の人影が見えた。それぞれが赤、黄、青の色をしていた。私はまず、世界の秘密に触れかけたような気がした。それから、気のせいだと思い込もうとした。それから恐怖に囚われた。なんなんだ、一体。あれは一体なんだったのだ。私は混乱していた。目がおかしくなってしまったのか……。もしかしたら世界の舞台裏だったのかもしれない。テレビは不可視界の人力(霊力?)だったりするのかもしれない。真相は分からないが、分からないということが分かった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

奇妙な掌編 はる @mahunna

作家にギフトを贈る

カクヨムサポーターズパスポートに登録すると、作家にギフトを贈れるようになります。

サポーター

新しいサポーター

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ