題の通りです。
小説『笑いの時の果てに』が完結いたしました。
応援してくださった方、読んでくださった方、本当にありがとうございました。皆様のおかげで、ここまで来ることができました。
この作品は、『愛の時の果てに』という連作短篇小説のスピンオフとして執筆しました。
純粋で責任感の強い、大きな瞳のフィーリア・スタニスワフ。どこか儚げでミステリアスな、涼やかな眼のアンジェ・ベルナルテ。いつの間にか心に住んでいた2人を、どうにかしてこの世に出したい。その想いだけで、このシリーズを書いてまいりました。
『笑いの時の果てに』のアイデアが降ってきたのは突然でした。関西弁の芸人さんと、翳のある大学生の出会いの物語は、当初予定していた短編の長さを越えて、動き始めました。
楽しかった。まるで生きているかのごとく、2人は話し、笑い、愛しあっていました。私は2人の駆け抜けていく道程を、一生懸命追いかけていくのが精一杯でした。
2人の旅は、まだまだ続きます。
よろしければ、お付き合いくださいませ。