第25話 再会そしてプロローグへ
僕は大学を無事に卒業した。大学2年生の頃は留年しそうだったけれど
何とか必死で努力して良かった。就職も福利厚生が良い仕事に就いた。
妹が大学生になり、私服登校となるから服が欲しいと駄々をこねたので
服を近所のアパレルショップへ買いに行くことにした。
その洋服店は自分が担当しているブランドの店だ。妹と入店して服を選んで
レジへ持っていく。すると何だか見慣れた顔ぶれがいる。元中学同級生男子の
爽やか押塩君と華奢で美人な廿楽さんがいた。俺の顔を見て、
「小春ちゃん~レジ交代して~」と笑顔で言ったあとササっと押塩君を連れて
レジ裏へ消えていった。そして若水さんと俺、妹という沈黙空間が出来た。
二人は状況を理解すると、赤面した。僕は「この後、デートとか行かない..かな?」
無理を承知で誘ってみると「仕事後なら..18時まで待ってね」そう返してくれた。
それと同時に、「良いよ~私と押塩で回すから、タイムカードだけは切ってね」と
2人が気を遣ってくれ、彼女とデートに行った。そして会ってはデートして
プラネタリウムや旅行に行ったりして4年間経過したという話は、
今日、自分たちの子供と妹の子供に語り継がれている。
不器用だけど恋して良いですか? ソルト🧂 @Solt01
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