第24話 変わらない想い

元カノと会って話をつけてきたこと、そして元カノとの交際の間にあったことを

話し始めた。元カノと交際していた頃は会ってはホテルに行くという

淫らでだらしのない関係がずっと続いていた。元カノがいつもしたい事が

それだったから合わせていただけなのかもしれない。付き合って4ヶ月が経過した頃

俺は関係性に疑問を抱き始めた。これではただの都合の良い関係で好きあっていない

何の為に付き合っているのか考えるようになる。元カノはそんな気持ちも知らず、

いつも通り誘ってくる。俺は段々と拒否するようになっていって別れを一方的に

告げ突き放す形となった。経緯を話し終わると彼女は怒りの表情をしている。

怒られる。俺は最低な男なんだ。そんな思いから、気持ちを凹ませていると

「元カノ最低だと思う。君の気持ち分かってない。辛かったよね」と

慰めてくれた。やっぱりこの人は温かくて優しい。ずっと一緒にいたい

そう思った高校3年生。大学への進学が決まり、彼女はアパレルへの就活が決まった

春であった。

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