悪夢、異形、蛮名、そして悪夢のごとき現実。ゆかしき暗黒神話の妖気。

『クトゥルフ神話』
すでにその存在はネットにおいてマイナーなものではなくなり、その宇宙に登場する存在もまた、“定番”とすらなりつつあるものもあります。
そんな中において、怖じることなく大胆に、新鮮な恐怖をまとった新たなる異形の神を外世界より喚びよせて、異形の姿と、さらに異形なる蛮名とをまとわせて、読者のまえに見せてくれる。
作者様ならではの魔術といえるでしょう。

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