人の業と、愛と哀しみと――ほんとうにこわいものはなんだろう?

おもしろくて一気読みしてしまいました。
ご存知の方も多いでしょうが、レビューを書かせてください。

人を惹きつける作品というのは、こういうふうについつい一気に読んでしまう作品なんだなあ、と思いました。
そして、「こわい話」なんですが、根底にあるのは
人間が持つ業(ごう)とか、愛憎とかそれゆえの悲哀だと思いました。

人間のこころの絡まり具合が実にうまく描かれていました。
そして、ものすごく悲惨な話になりそうだけれど
志朗さんのキャラクターが、物語を救いのあるものへ引き上げているように感じました。

志朗さんのファンになりました!
とってもかっこいいのです。飄々としていて。独特な語り口で。

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