~薔薇のマドモアゼル~続編

たから聖

第3話母との別れ…

降りしきる土砂降りの雨の中………。

バイクでツーリングを楽しんでいた。

リサは19才になっていた。

近所からは『ちょっとトゲのある女の子だね?』と噂をされていた。


リサは、過去を振り払う様に、雨の中を走り続けると…雨の音も聞こえなくなり、


シン…とした世界に没頭できるからだ。 あのおぞましい光景が、フラッシュバックする…。母親には何も語らず、


『今まで、ありがとう。』と言い残し、 リサはありったけの自分が働いてためたお金を、母親に渡した。


がなり声で、電話をかけまくっていた父親に 【Fackyou!】



と…唾を吐きリサは家を出たのだった。

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