種を超越した心の交流

天狗と言う事でファンタジー色が強いのかなと思いましたが、明治期の日常が中心で天狗がいる事すら忘れさせるようなヒューマンドラマである所に好感が持てる作品です。

日常のちょっとした描写からも二人の関係性が垣間見え心温まります。
そして明治期の風潮と天狗と言う存在が創り出す世界観が素晴らしいスパイスになっています。

スッと入って来る美しい文体で、読みやすい作品です。
是非。

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