悪役令嬢もので活劇!後半のメシが絶品

慣れ親しんだ令嬢ものでも、ちょっとしたスパイスで、暑い夏も食欲増進!楽しく読めるのは、みなさんご承知。

さらに、時代考証をキッチリやってのける作家さんともなれば、大人の読書にもピッタリというのが、こちらの作品。

もとより、次々と展開するストーリー運びに読む手が止まらず、乙ゲーをサンプルになじみある話運びの影にのぞく、不穏と黒幕。
一枚幕を剥がした向こうに広がる謀略に調略。
例えるなら、各国を股にかけて陰謀を企む組織を相手にギリギリのところで渡りあうサスペンスアクション映画のようです。

一部のラストシーンは圧巻で、「全読者が泣いた!」のキャッチがよぎりました。

そして、幕間以降がさらなる本領発揮。みんな大好き、飯テロの時間。
リアルに考証ベースだからこそ味わえる美味を求めて、ちょっと昔の欧州へ。活劇の旅に出かけませんか?

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