ピンク頭にいろんな意味で目が離せない

物語の展開のテンポが良くてかなり読みやすいです。

主人公が悪役令嬢でも悲劇のヒロイン役でもないから、これまでと違った感覚で楽しめるざまぁ系です。男視点から垣間見るヤバい女の行動と、それに対する主人公たちのコメントには首がもげるほど頷きたくなります。

ゲームのアイテムをうまく世界観に落とし込んでいるので違和感もなく、思い切りストーリーにのめりこめます。主要キャラクターにそれぞれ人間味を感じるので共感もしやすく、だからこそピンク頭のヤバさが目立っています。仲間と協力して証拠を集めていくところも描写してあるので、どこまでピンク頭を追い詰められているのかも分かりやすいです。

特に面白いのが、ピンク頭の胸糞の悪さからのスカッとシーン。ただスカッとするだけじゃなく、主人公のお人好しな部分がにじみ出ていて、キャラたちの血が通った温かみも感じられました。ピンク頭の背景も知った後では、こんな人でも成長してほしいと応援したくなってます。

これだけの悪事を重ねたピンク頭は、これからどんなひどい目に遭ってしまうのか。もしかしたら、救われるなんてこともあるのかも?
絶対に面白いので、気になったら読んでみてほしいです!