狩られる対象? 否――それは、弱きを斬らず導くものだった!?
- ★★★ Excellent!!!
「狩られる対象? 否――それは、弱きを斬らず導くものだった!?」
この一文にすべてが詰まっています。
冒険者にとって雑魚にすぎないはずのゴブリンが、
実は**“最初に立ちはだかる、冒険者の師”**として描かれている
――この逆転の発想にまず驚かされます。
さらに圧巻なのは、段階的にスケールを増していく戦闘描写。
新人冒険者との訓練のような小手調べから、
最後の邪悪の権化との死闘に至るまで、熱くなる展開が続きます。
ゴブリンは敵であり、師であり、試練そのもの。
読後には、ゴブリンを“雑魚”とは呼べなくなっているはずです。
バトル好きな方にこそ、強くおすすめしたい作品です!!