放課後に気になるあの子とこっそり食べるうどんの味は、やっぱり格別でした

学校で夕食を食べなければならなくなった主人公・大輔。
彼が偶然出逢った小柄な女子・羽衣子。
出逢いから、なぜか二人一緒に「赤いきつね」を食べることになるまでの流れが、とても無理なく自然に描かれています。
外へうどんを買いに行く。学校へ戻って、うどんを食べる。
ささやかだけどとても温かい、初々しい二人のドラマが読者へほんのりと甘い熱を届けてくれます。
うどんのパッケージでもある、赤い色の使い方も素敵でした。