自分の好きなものを差し出して、神様と取引したいほど、叶えたい望みがあった主人公。水と油のように分離しようとする二つを繋ぎ止めようとして、けれども神様は願いを叶えなかった。時には諦めるしかないかもしれない。でも、誰もが思わない時に、2つのものが引き合うことがある。中々混ざり合わない性質だからこそ、強く思い合えるのかもしれません。
食材をまぜない、神さまとの取引だから。タイトル、なぜ4分後なのか、いいですね。気持ちが温かくなる、素敵なお話でした。いい家族ですね。
私も実は、神様との取引をしてます。飼い犬のマロンの長寿を願って酒断ちをしているのです。でもーー神様は結構意地悪で。神様にとっては人間が持ちかける取引なんてどうでもいいのかもしれなくて。主人公の少女 父親 母親 のキャラクター や 性格 エピソードが 生き生きと描かれている良作です。少し残酷だけれど、心温まるストーリーを ぜひ味わってみて下さい。お薦めです。
子どもの頃から、どうしても叶えたい願いのために、願掛けをしている主人公。どこですれ違ったのか。バラバラになった家族が、新しい第一歩を踏み出すきっかけになるものが、この「たぬきときつね」!?普段はお手軽に、スピーディーに、美味しくいただいているところですが、こんなエピソードが隠れているのかと思うと、じっくりと味わいながら食べてみたくなります。年末年始。赤いきつねと緑のたぬきを食べよう。
神様は、取引しない。取引するのは悪魔。神様は、頑張ってる人の後押しをしてくれるだけ^^つまらないこだわりを捨てた時、開かれる道もある^^
赤いたぬきと緑のたぬきが、こんな市井に生きる家族世界に物語を作っているなんて。つい、食べたくなってしまった。ここに描かれている、元父親で元夫。むっちゃかっこいいんです。渋いです。こんな男がいたら惚れちまう。だから、読んでください。短いなかで、あなたの恋ごころをキュンってさせること請け合いです。